ニッケル・銅、価格上昇。国際相場、米中摩擦緩和見込む

ニッケル・銅、価格上昇。国際相場、米中摩擦緩和見込む

(26日付け日経朝刊記事より)

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190226&ng=DGKKZO41717110V20C19A2QM8000

国際指標となるロンドン金属取引所(LME)の3カ月先物価格はニッケルが1トン1万3000ドル前後、銅が6500ドル前後で推移する。

貿易摩擦の激化回避へ米中両国が協議を続けている。トランプ米大統領は3月1日までとしていた交渉期限の延期を表明した。

ニッケルはステンレス鋼の原料として厨房機器や工作機械などに使う。需要の大半は中国が占める。米国で中国製品への関税が上がると輸出減から中国の景気が悪化し、需要が冷え込むとの見方が台頭。1月上旬まで上値が重かった。

その後は次第に米中協議の進展観測が浮上。交渉期限が延長されるとの臆測も出た。米国による中国製品の関税引き上げも先送りされるとの見方から、需要減への過度な警戒感が後退した。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が1月、追加利上げに慎重な姿勢を示した。これを受けリスクが相対的に高い資産に投資マネーが流入。ニッケルなど非鉄の先物市場にもこの流れが波及し、投資家の買いが戻った。

実需も底堅い。ニッケルは電気自動車(EV)のリチウムイオン電池の正極材にも使う。需要の7割を占める主用途のステンレス向けに比べ利用比率は3~5%にとどまる。ただ用途が重なるコバルトの価格が一時高騰し、ニッケルの使用を増やす動きが広がる。

ニッケル鉱山は世界的な環境規制や、これまでの価格低迷で新規開発が遅れるもよう。住友金属鉱山によると、ニッケルは2019年に世界で約4万9千トンの供給不足になる見通しだ。

電線や建材など用途が幅広い銅も環境は同じだ。主要用途の1つである電線は経済成長が続く東南アジアを中心に需要が底堅い。中国が進める景気対策も消費を支えるとの見方が出る。

EVなどの次世代車では車内の電装化が急速に進む。車体全体で基板や電線といった銅の消費量は増加傾向にある。国際銅研究会(ICSG)によると19年の銅の世界生産量は前年比2.7%増の2482万トン。消費は2.6%増の2489万トンで約7万トンの供給不足が見込まれている。

一方で価格は前年同月の水準を下回る。「本格的な上昇には米中摩擦の解消が必要」(住友商事グローバルリサーチの本間隆行経済部長)との指摘は多い。米中協議の動向をにらみ、値動きが荒くなる可能性もある。

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